初心者にやさしい大会で見えた「走力」と「課題」
目次
トレーニングの成果を“腕試し”に
白竜湖を走ることにした理由
体重は80kgから77kgに減り、徐々に成果が見えてきたダイエットとトレーニング。
走る習慣はなんとか定着し始めたところで、目標のようなものが欲しくなっていた。
そこでエントリーしていたのが、「三原・白竜湖トレイルランレース」。
一度、走ったことがある大会だし、「初心者向け」「走りやすい22km」という位置付けだったので復帰レースで走るなら「白竜湖」と決めていた。
とはいえ、走力はまだまだの状態。自分の今の実力を知るための“腕試し”として、実験的な出場となった。
レース当日の朝
蒸し暑さと緊張感のなか、スタートへ
2025年6月22日(日)、レース当日。
三原市・和木地域ふれあい交流センターには朝から多くのランナーが集まっていた。
会場の雰囲気はとてもフレンドリーで、地元の方々のサポートもあたたかく、アットホームな空気が流れていた。
ただ、気温は高く、湿度も高い。立っているだけで汗がにじむほどの蒸し暑さ。
すでにコンディションには不安が残る状態だった。
「地域の元気は、旧校舎から。」
和木地域ふれあい交流センター
和木地域ふれあい交流センターは廃校となった和木小学校を建築家・隈研吾氏監修のもと、再活用した地域交流拠点。木とデニムを活かした温もりある空間で、マルシェやサテライトオフィスなど、デザイン性も高く、多世代が集う場として地方創生のモデル的施設です。
走り出してすぐに感じた“体の重さ
心肺も筋力も足りないと痛感
スタートしてすぐ、思った以上に脚が重い。呼吸も早い段階で苦しくなり、序盤から苦戦する展開に。
緩やかな登りでも息が上がり、前に進む推進力が出ない。
「これは長く感じる22kmになりそうだ」と予感した。
途中、給水と塩分補給をこまめに行いながら、なんとかリズムを整えようとした。

終盤に待っていた“両脚の痙攣
補給しても追いつかない体の準備不足
終盤あたりで、突然、両脚が同時に攣った。
歩くことすら難しい時間が続き、なんとかストレッチと呼吸で復帰を試みながら前に進む。
終始「体が重く」「脚が言うことをきかない」感覚に苛まれた。
今の自分の走力と体力の“現実”を突きつけられたようなレースだった。

振り返って感じたこと
レースに出てよかった、それが苦しくても
確かに、きつかった。脚は攣ったし、心肺も苦しかった。
でも、走ったことで“今の力量”を客観的に知ることができた。
白竜湖トレイルは「初心者向け」と言われているが、それはコースの設計や運営体制がしっかりしているから。
実際に走るには、それなりの準備と体力が必要だ。
そして、自分にとってレースは「目標」であり、「リトマス試験紙」でもある。
普段のトレーニングの成果を測るには、やっぱり大会が一番わかりやすい。
これから、もっと走れるようになるために。またいつか、リベンジしたいと思っている。
そして今回、嬉しい発見もあった。
序盤から脚は重く、終盤は両脚が攣ってしまったけれど、以前よく痛みを感じていた臀部や足裏には、まったく痛みが出なかったのだ。
これは、フォーム改善や日々のストレッチ、ウォームアップが少しずつ効いてきた証拠かもしれない。
小さな進歩かもしれないが、身体の反応が変わってくるのはとても嬉しい。努力の手応えを感じる瞬間だった。
三原・白竜湖トレイルランはどんな大会?
初心者にも安心できる運営と雰囲気が魅力
三原・白竜湖トレイルランレースは、広島県三原市で開催される人気のトレイル大会。
今回出場した22kmの部は、起伏のあるコースながらも整備が行き届いており、初心者や中級者でも楽しめる設計。
運営スタッフも多く、エイドや誘導、サポートも充実。
参加者のレベルも幅広く、初レースの舞台としてもおすすめできる大会だった。

次の目標に向けて
今回の経験を糧に、トレーニングを積み重ねる
今はまだスタート地点。
トレーニングは足りなかったけれど、逆に「今からでも間に合う」と気づかせてくれたのがこの大会だった。
次は、同じ距離でもしっかり走れる自分でいたい。
トレイルランは、挑戦の先に達成感がある。今回の悔しさを力にして、また次のステップへ。
あとがき
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