汗っかき登山者が語る、夏ウェアの最適解|ラミースピンエア×ドライレイヤーがベスト

装備・ウェア


暑い季節の登山やトレイルランニングでは「汗」が大敵。特に私のような汗っかき体にとっては、シャツ選びが行動の快適さを大きく左右します。今回は、私が実際に着用して試したファイントラック「ラミースピンエア ジップT」について、正直な感想とともに、最適なレイヤリング方法も含めて紹介します。
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1)素肌にラミースピンエア単体だと、大量発汗時は乾きが追いつかずベタつきが残る。
2)「ドライレイヤー+ラミースピンエア」の2枚重ねで、肌側はサラッと、表側は風で乾きが進みやすい。
3)汗っかき・高温多湿の里山〜低山、夏のトレランに強いベースレイヤー解のひとつ。


ファイントラック ラミースピンエアジップT
風まとう、涼しい着心地の盛夏にぴったりのベースレイヤー。


このシャツは、国産アウトドアブランド「ファイントラック」が手がける夏専用のベースレイヤー

その大きな特徴は、下記の2点です。

通気性と速乾性に優れた天然繊維「ラミー(苧麻)」を使用
高強度ポリエステルとの混紡による耐久性と着心地の両立

汗を素早く放出し、なおかつべたつかない・張りつかない。真夏の登山にぴったりの機能性です。


条件:晴れ/気温35℃/里山周回/素肌に「ラミースピンエア ジップT」単体
木々に覆われた里山の登山道はところどころ日陰になっていたものの、蒸し暑く、登り始めから滝のような汗が流れ出しました。

着用直後はサラッと快適だが、大量発汗後は乾きが追いつかず張りつき感が残る
休憩中も濡れが残り、再スタートでひんやり感が出やすい

単体運用は「通気感」は良いが、汗量が多い日は濡れ戻りが気になる。


条件:晴れ/気温35℃/
肌に「ドライレイヤー(半袖・クルー)」→上に「ラミースピンエア ジップT」

肌側はベタつきにくく、汗冷えの立ち上がりを抑制
表側(ラミースピンエア)は歩行風で乾きやすい体感
行動再開時も快適さが持続。汗抜きが早くストレスが少ない

撥水性に優れた「ドライレイヤー」と、吸汗速乾性のある「ベースレイヤー」を2枚重ねることで、汗を肌から引き離し、ドライな状態を保つ仕組み
肌 → ドライレイヤー(汗を通して肌をドライに保つ)
上に → 吸汗速乾ベースレイヤー(汗を吸い上げて拡散・蒸発)

歩きながら自撮り

結論:汗っかきには「ドライレイヤー+ラミースピンエア」が鉄板。素肌直は避け、2枚重ねを基本に。


ファイントラック ラミースピンエアジップT
風まとう、涼しい着心地の盛夏にぴったりのベースレイヤー。


身長181cm・体重78kgで「XLサイズ」を選択
フィット感があり、動きやすく快適
シンプルな単色デザインで、街着にも使える見た目

Amazonレビューでは「小さめに感じた」という声もありますが、私の体格にはぴったりで、肩まわりも突っ張らず快適に着られました。


素材強み弱み向いている人
ラミー(苧麻)混紡通気・肌離れ・清涼感、歩行風で乾きやすい素肌直だと大量発汗時に濡れ感が残ることも盛夏の里山・トレラン/汗量多め
化繊(ポリエステル系)乾きが早く軽量、価格帯が広いベタつき・ニオイ残りが気になる場合ありコスパ重視・洗い替え多め
メリノウール防臭・温度調整に強い、着心地◎盛夏のドライ感はラミー/化繊に劣る場面縦走や山小屋泊で防臭重視

夏の登山やトレランで汗対策をしたい人
べたつかないシャツを探している人
ドライレイヤリングで快適性を追求したい人
特に、汗っかきな方高温多湿の低山エリアを登る方には強くおすすめできます。


よくある質問

Q. 素肌に1枚で着ても大丈夫?

汗量が少ない日や街使いならOK。ただし盛夏の登山・トレランで汗を大量にかく場合は必ずドライレイヤーと併用を推奨。

Q. ニオイは気になる?

高温多湿や連日行動ではどの素材もニオイはゼロにはなりません。こまめな汗抜き・速乾と洗濯ケア(すすぎ多め・柔軟剤NG推奨)で抑制。

Q. サイズ選びのコツは?

肩・胸が張る体型はワンサイズ上も検討。ドライレイヤーと重ねる前提で、動作時に突っ張らない余裕を。



ファイントラック「ラミースピンエア ジップT」は、単体でも通気性・清涼感に優れた夏用ウェアですが、「ドライレイヤー」と組み合わせることで本来の実力を発揮します。
汗冷え・蒸れ・べたつきといった夏登山の三大ストレスを軽減し、行動中も休憩中も快適さを保てる。

正しい着方をすれば、これ以上ないほど頼れる一着になると実感しました。
山でも街でも活躍する一着。気になる方は、ぜひチェックしてみてください。



ファイントラック ラミースピンエアジップT
風まとう、涼しい着心地の盛夏にぴったりのベースレイヤー。

ファイントラック ドライレイヤーベーシックT
汗冷えや汗のベタつきを軽減するための定番シリーズ。

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目標1)日本の標高3000m級峰21座のピークハントを目指す。現在は16峰を制覇。目標2):トレイルランニングで70kmを超える大会に出場して完走したい。悩み:猫背。左臀部が痛い。腰が痛い。左の足底筋膜炎。練習時間がない。体重が減らない。 目標3):ダイエット130日目81→75.5kg

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