目次
瀬戸内の記憶を納める建築へ—瀬戸内海歴史民俗資料館を歩く
丘の上で見えたコンクリートの連なりは、瀬戸内海歴史民俗資料館だった。
外壁は石を積み上げたように荒々しく、内部は格子状の天井が広い空間を包む。
瀬戸内の暮らしが、建築ごと巨大な器に収められている。
石の外壁、コンクリートの量塊—外観を見る

敷地に入ると、石の壁が連続して風景を切り取り、低く伸びる庇が影をつくる。
塔状のボリュームが空を差し、建築が地形と会話しているのがわかる。

重要文化財の器に収まる“海の暮らし”

館内の案内板に向かうと、「重要文化財指定」の掲示が誇らしげだ。
建物自体が文化の器であり、保存すべき対象であることを、ここで改めて実感する。
格子天井の大空間—“置かれた時間”を歩く

内部は天井の格子から柔らかな光が落ち、デッキの回廊が展示を取り巻く。
舟の実物大展示、漁具、生活の道具が“仕事の重さ”を伴って並ぶ。
歩く速度が自然と落ちるのは、ここに置かれているのが“時間”そのものだからだ。


体験の入り口—謎解きゲーム「ウシンガ」

受付脇には手づくり感のあるゲームシート。
「守り人(モリビト)のへや」へ誘うPOPに導かれ、館内を回遊しながらクエストを解いていく。
展示の読み取りが“遊び”に変換され、家族連れでも記憶に残る。
屋上へ—海と群島の俯瞰

石壁の外階段をのぼると、屋上のテラスに出る。
箱が連なる屋根の向こうに、森と海、島々の起伏。
五色台の稜線と瀬戸の多島美が一枚の画面に収まる。

立ち寄りメモ
瀬戸内海歴史民俗資料館
見学所要:展示60〜90分+屋上10〜20分
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