目次
ケイデンスは海風に合わせて—大崎の鼻とスポーツパーク
木陰の坂でサイクリストが淡々とペダルを刻む。
大崎の鼻で風に立ち、進路は岬から海岸線へ。
亀水の公園群で人のリズムにまぎれ、帰路に着く前にふと振り返る—丘の上に上がれば、海はどんな顔をしているだろう。
木陰の登り、生活道路のリズム

山と海の境界を縫う坂。
法面の陰と陽が交互に現れ、カーブの先には海と空だけが大きく開く。
背中に集落の気配を遠ざけながら、重くなったペダルでじわじわと標高を稼ぎ、岬の先端へと進んでいく。
大崎の鼻—何も置かない岬
小槌島が近い。
売店も展望デッキもないぶん、風と波の音が鮮明だ。
海面の反射が目にやさしい。短く深呼吸して、進路は海岸線へ。
亀水の公園群へ—“遊ぶ・走る・憩う”の風景

「高松市亀水運動センター」から「亀水バラ公園」へ。
ランナー、ボールの音、ベンチの談笑。
岬の静けさとは対照的に、ここには日常の温度がある。
さらに少し進むと、スタンドが空を切り取る巨大施設「レグザムスタジアム(香川県総合運動公園)」が現れ、芝の緑が広がる。
草野球の試合をしばし観戦して、帰るつもりだった。
もう一度、岬からの道を—丘の上へ
大崎の鼻から分かれる“丘へ上がる道”のことを思い出す。
来た道を戻り、ヘアピンを重ねて標高を稼ぐと、空が少し近づいた。
大崎山園地—瀬戸内のパノラマ

芝生の縁まで歩けば、瀬戸内の多島美が視界いっぱいに広がる。
さっきまでいた海岸線が、ゆるやかな弧となって手のひらに載る。

右手の丘の上、緑の切れ間にコンクリートの建造物がのぞいた。
箱が連なり、塔のような突起が空を指す。
複雑な構造体—あれは何だろう。
次回予告 👉第5話:瀬戸内の記憶を納める建築へ
立ち寄りメモ
大崎の鼻
亀水運動センター
亀水バラ公園
香川県総合運動公園(レグザムスタジアム)
大崎山園地
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