目次
海の道を辿る—坂出から乃生岬へ

国分寺の山道を歩いた翌週は、視線を海へ。
坂出の街を抜け、高松王越坂出線を南西へ取ると、風の湿り気が濃くなる。
背後には五色台、前方には瀬戸内の青。
山と海、その狭間の細い道をたどる一日だ。
坂出市塩業資料館—白い小箱に眠る産業の記憶

最初の寄り道は、道端に佇む「坂出市塩業資料館」。
小さな展示室に、製塩の道具や古写真が静かに並ぶ。
沿岸の町が塩に支えられていた時間の断片が、確かな重みをもって手の中に戻ってくる。

BAY MARINA—海へ開く青い看板

再びハンドルを切ると、青い「BAY MARINA」の看板。
白いヨットが並ぶ桟橋は、日常と海の間に置かれたゲートのように見えた。
「いつかこの港から海へ出てみたい」——そんな小さな衝動だけを胸に、今日は通り過ぎる。
展望のカーブ—瀬戸大橋と多島美

海沿いに出ると、視界は一気に広がる。
瀬戸大橋が弧を描き、島々が点描のように浮かぶ。
路肩の広いスペースに車を停め、潮騒に耳を澄ませながらシャッターを切った。
人工の大橋と自然の多島美——瀬戸内らしい共存の風景だ。
乃生岬—観光化されていない静けさ
岬の先端に差しかかると、道はあっけないほど静かになる。
展望台も売店もない。
ただ風と波があるだけ——それが次の旅を呼び込む伏線になる。
次回予告 👉第3話:王越の田園とクラフトビール
立ち寄りメモ
坂出市塩業資料館:小規模展示・短時間見学向き
BAY MARINA:駐車スペース注意/周辺は徐行で
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