目次
お遍路道を歩く—讃岐国分寺から白峯寺・根香寺へ
朝の柔らかな光に包まれた讃岐国分寺跡。
規則正しく並ぶ礎石の前に立つと、ここに七堂伽藍が息づいていた気配が静かに立ちのぼる。
今日の道行きは、ただのハイキングではない。
千年以上続く人の営みの延長線を、私の足でなぞっていく。
国分寺跡からはじまる「時間の層」

資料館で古文書や瓦片を眺め、往時の賑わいに思いを馳せる。
畑の間を縫う遍路道へ出ると、背後の伽藍跡は小さく、前方の五色台の稜線は少しずつ大きくなる。
舗装と土路が交互に現れ、歩幅は歴史のテンポに合わせて自然に整っていく。
白峯寺—苔と石段、澄んだ空気

やがて白峯寺。
苔むした石段をのぼり山門をくぐると、境内の空気はひんやりと透明だ。
手水の水音、木立の陰影、遠くの小鳥。
時間の流れがゆっくりと反転し、身体の奥に静かさが降りてくる。
根香寺—牛鬼伝説の森で

さらに森を抜けて根香寺へ。
参道脇には石仏が点々と並び、灯籠は深い緑に半ば沈む。
牛鬼の伝説を思いながら本堂に手を合わせると、どこか人智の外側に触れるような背筋の伸びる感覚が残った。
五色台スカイラインの標識に足が止まる
鬼無駅へと下る途中、「五色台スカイライン」の標識が視界を掠める。
地図には「乃生岬」「大崎の鼻」の文字。
山から海へ——次の探索の矢印が、はっきりと胸に刺さった。
次回予告 👉第2話:海の道を辿る
立ち寄りメモ
讃岐国分寺跡 → 白峯寺 → 根香寺 →(下山)鬼無駅
歩行時間:ゆっくりで3.5〜5時間
装備:歩きやすいシューズ、飲料、軽食、雨具
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