四国・瀬戸内を中心に、旅や登山の記憶を“イラスト”で残すために生まれたアートマップ「PicotMap(ピコマップ)」。 この記事では、そのちょっと変わった始まりや、どうやって作っているのか、今後の野望までゆるっとご紹介します。
目次
きっかけは、観光案内所でもらえる“あの地図”
旅先の観光案内所に行くと、必ずもらってしまうエリアマップ。なかでも、イラストで描かれた案内地図にはなぜかテンションが上がるんですよね。
登山のときは地形図を見ながらルートを確認するけど、たまに見かける手づくり感ある案内マップに出会うと、想像が広がって旅がもっと楽しくなる。
「自分でも描いてみたいな〜」 そんな思いが、PicotMapのはじまりでした。
登山ブログを書きながらマップにハマる
趣味で登山やトレイルのブログを書くようになり、ルートを紹介するには地図も欲しくなってきました。 Googleマップをリンクすれば簡単だけど、せっかくならもっと“面白く”伝えたい。

それで始めたのが、イラストマップ作りです。 やってみると、どんどん楽しくなってしまって、気がついたら“趣味全開”の世界に……(笑)。
「PicotMap」ってどういう意味?
「ピコマップ」という名前は、pictogram(ピクトグラム)+ map(地図)+ pico(小さい)を混ぜた造語。 実は「yamapicoが描いたmapだからpicomap」っていう私的なネタが最初なんですが、響きがよくて気に入ってます。

ロゴも作ってみましたが、これは実験的な取り組みでもあります。
何かをゼロから立ち上げていくとき、どんなプロセスを踏み、ブランディングやマーケティングの結果としてどのように広がっていくのか——仕事柄、それを“自分の小さなプロジェクト”で実際に試してみたくなったんです。
どうやって作ってるの?
テーマは、旅行や登山で行った「思い出深い場所」。
まずはざっくりと構図を決めて、地形図を見ながらIllustratorでトレース。
地形をちょっとデフォルメして、見やすく
目印になる建物や山、川などはピクトグラムで描く
足りない部分はテキストで補足
配色を整えて、完成!
ときどき、人物やストーリーっぽい要素を妄想で加えたりもしてます。
実は一度、ちゃんとした登山地図をあきらめた話
もともとは、登山のルート案内マップを作りたかったんです。 でも、山の中の登山道を正確に、かつ見やすく描くのってとても難しい!
スペースが限られてると、どうしても誇張したり省略したりして、 結果「正しくない地図」になってしまう。
もしもそれを信じて迷ったら申し訳ないなと思って、 今は“ゆるく・大まかに・雰囲気重視”のスタイルに落ち着いてます。
将来的には、もっと技術を磨いて、またチャレンジしたい気持ちはあります。
アドベンチャーツーリズムもテーマに
最近は、「旅の記憶をアートにする」という軸で、 アドベンチャーツーリズムをテーマにしたマップも描いています。

吊り橋、稜線、岬、山小屋……冒険心をくすぐる風景を、俯瞰の構図で表現。

登ったことがない人でも「行った気になれる」ような一枚に仕上げています。
これから
まずは、自分が登ったことのある山をマップ化。 ゆくゆくは、ロングトレイルや秘境ルートをテーマにしたシリーズにも挑戦したいです。
「地図だけど、絵として飾っておきたくなる」 そんな作品を、これからも作っていきたいと思っています。
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新作もちょこちょこ追加していく予定ですので、のぞいてみてください!