石鎚山(いしづちさん)は、日本の四国地方に位置する美しい山であり、四国最高峰として知られています。標高1,982メートルを誇り、その壮大な景観は多くの登山者や観光客を魅了しています。石鎚山は、古くから信仰の対象としても崇められており、山岳信仰の聖地としての歴史も深いです。
また、石鎚山は豊かな自然に恵まれており、様々な植物や動物が生息しています。珍しい高山植物や野生動物との出会いも、この山を訪れる楽しみの一つです。四季折々の変化を感じながら、自然と向き合うことができる石鎚山は、多くの人々に愛され続けています。
目次
山の情報
名前:石鎚山(いしづちさん)
別名:天狗岳(てんぐだけ)
標高:1,982m
選定:日本百名山
登山口・登山道
登山道は初心者から経験豊富な登山者まで、さまざまな人々に対応した多彩なコースがあります。
一般的なコースとして(1)表参道ルート、(2)土小屋ルートを紹介します。
(1)表参道ルート
石鎚山の麓から始まる表参道ルートは、歴史と伝統を感じさせる道です。このルートは、古くから多くの巡礼者が歩んできたため、その足跡が刻まれています。途中には美しい森林があり、自然の中を存分に楽しむことができます。また、道中にはいくつかの休憩所もあり、旅の疲れを癒すことができます。
石鎚神社中宮成就社からスタートし、夜明かし峠、一の鎖、二の鎖、三の鎖を登り、弥山(石鎚神社頂上社)を経由して天狗岳へ向かいます。所要時間は約3時間で、ロープウェイの山頂成就駅から天狗岳までは約4キロの距離です。
(2)土小屋ルート
土小屋ルートは、比較的短時間で山頂を目指すことができるため、時間が限られている登山者に人気です。このルートは、標高が高い地点からスタートし、素晴らしい眺望を楽しむことができます。特に晴れた日には、遠く四国の山々や瀬戸内海まで見渡せる絶景が広がります。
土小屋からスタートし、尾根沿いの登山道を進み、二の鎖、三の鎖を登り、弥山(石鎚神社の頂上社)を経て天狗岳へと向かいます。土小屋から山頂までの所要時間は約2時間30分、距離は約4.6㎞です。
トレイルランニングの場合
石鎚山周辺は登山者が多く、高度感のあるトラバースもあるので慎重に。
土小屋ルートの序盤は平坦な道なので軽快に足を進めることができます。
とはいえ、石鎚山は、信仰と歴史を感じながら、ゆっくり歩きたいと思わせる山です。
アクセス
(1)表参道ルート
(1)石鎚神社の口之宮本社から約20キロの場所には、石鎚登山ロープウェイの乗り場が位置しています。ここからロープウェイに乗り、リフトに乗り継いで、標高1400メートルの石鎚神社中宮成就社にアクセスできます。
ロープウェイ乗り場の周辺(県道12号添い)には有料駐車場があります。
(2)土小屋ルート
久万高原町側からは石鎚スカイラインを利用し、西条市側からは瓶ケ森林道(UFOライン)を通って土小屋までアクセスできます。
土小屋には無料の駐車場があります。 土小屋遥拝殿を過ぎてさらに進むともうひとつ広い駐車場があります。