登山の服装・持ち物【里山編】

四国の山

四国の里山登山ってどんな感じ?

四国や瀬戸内エリアには、手軽に登れる「里山」と呼ばれる山が数多くあります。
標高は200〜1,000m程度で、登山道が整備されており、初心者やファミリーでも日帰りで楽しめるのが魅力です。

里山の定義と標高の目安


「里山」とは、人里と山林の中間にあり、昔から薪や炭、落ち葉、山菜など人の暮らしと密接に関わってきた自然環境を指します。
現在では、気軽に自然と触れ合えるレジャーの場として親しまれています。

一般的には以下のように分類されます。

  • 低山(里山):標高200m〜1,000m程度/初心者向けで日帰り可能な山が多い
  • 中山:標高1,000m〜1,500m/植生や気候の変化があり、本格登山の入り口
  • 高山:標高1,500m以上/専門装備やある程度の経験と体力が必要な領域

「里山登山」は、登山初心者が自然に親しむ第一歩として最適な選択肢です。


季節ごとの登山服装の基本

春・秋の服装(ベストシーズン)

  • 吸汗速乾素材の長袖シャツ
  • 薄手のフリースやミドルレイヤー
  • ウインドブレーカーやソフトシェル

気温差が大きいため、重ね着(レイヤリング)が基本です。寒さ・風・汗への対応力がポイントです。

【おすすめアイテム(春・秋)】
・モンベル:ジオライン L.W. ラウンドネックシャツ(吸汗速乾・防臭)
・ザ・ノース・フェイス:ジャケット コンパクトアノラック(機能的・コンパクト)


夏の服装

  • 通気性の良い半袖シャツ+タイツやアームカバー
  • 帽子・サングラスで日差し対策
  • 虫よけスプレーやタオル

熱中症リスクがあるため、水分補給と汗処理が重要です。

【おすすめアイテム(夏)】
・モンベル:ジオライン L.W. Tシャツ(吸汗速乾・防臭)
・マイルストーン:オリジナルキャップ(おしゃれ・形状記憶)


冬(低山向け)の服装


里山登山に必要な持ち物リスト

必須アイテム

  • リュック(20〜30L)
  • 飲料水(500ml〜1L)と行動食(おにぎり、ナッツなど)
  • 地図アプリ(YAMAPYAMARECO

あると便利なアイテム

  • レインウェア(天候急変時)
  • トレッキングポール(膝の負担軽減)
  • ヘッドライトや予備バッテリー

道中でのトラブルや雨に備え、最低限の装備を整えておきましょう。


安全と快適さのためのチェックポイント

  • 出発前に必ず天気予報を確認する
  • 山中にトイレがない場合は携帯トイレを持参する
  • 道迷いや事故に備え、登山届や行き先を家族に伝える

「里山だから安心」と油断せず、安全対策は必須です。


四国で登りやすいおすすめの山スポット

  • 飯野山(香川県)|標高422m:丸亀市のシンボル的存在。緩やかな登山道で子ども連れにも最適。
    飯野山(いいのやま)の登山口情報!登り方と楽しみ方|山旅日和
  • 綾歌森林公園(香川県)|標高約300m:展望台や散策路が整備され、ハイキング感覚で歩けます。
  • 五色台(香川県)|標高400〜450m:瀬戸内海を一望する展望と、歴史ある寺社が点在する人気エリア。
  • 瓶ヶ森(愛媛・高知)|標高1,896m:登山口の標高が高く歩行距離が短いため、意外なほど気軽に四国山地の絶景を楽しめます。道や笹原が広がる雄大な光景は圧巻です。
  • 皿ヶ峰(高知・愛媛県境)|標高約1,278m:春〜秋の登山に適し、親子でピクニックハイキングにも好適。
  • 大川嶺(愛媛)|標高約1,000m:風車と放牧地が広がる癒しの山。

安心して登山を楽しむために

里山登山は手軽に自然を満喫できる最高のアクティビティです。
過剰な装備はいりませんが、「足るを知る装備」を心がけて、安全・快適な山歩きを楽しみましょう。

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